意外なところに盲点が? 起業したい人が選んだ仕事の先にあるもの
知人からある経営者の話を聞きました。
その経営者は施術を行うお店を都内に複数持っているのですが、今後は都内での出店を計画しないと話しているそうです。
これはどういうことかというと、同じような施術店が都内にはたくさんあり過ぎて、過当競争になっているとか。
コンビニではないけれど、500メートル行けば別の似たようなお店があって、お客さん集めが難しくなっているという話のようです。
私の住む街でも、コロナ以降急に同じような施術系のお店が増えたことを実感していました。
なぜ同じような業態の店が増えたのか
この経営者のお店に限らず、類似のサービスを行うお店は実際に増えているように思います。
その理由として、今後AIの普及によって大きく影響を受けてしまう仕事、そうでない仕事の予想というのが、ネット上で拡散しているせいかもしれません。
その結果、影響を受けにくいと思われる仕事として、施術系の仕事に人気が集中していることが要因なのでしょう。
このような仕事は実際に人の体に触れ、施術の際に手の細やかさや、手の感触という微妙な感覚や触感、ちょっとした機微などが求められるため、AIや機械にとって代わることが難しいとされています。
また、人の手のぬくもりを直接肌で感じることで、心が癒されるという効果もあるかもしれません。
ですから、国家資格の必要な鍼灸だけではなく、そこまでの資格を求められないボディトリートメントや整体、その類似の仕事、アロママッサージといった仕事は以前よりも2倍近くも従事する人が増えています。
サービスが競合する
このように、近年はAIにはできなかったり難しいとされること、人間だけにできることで起業をしようという動きが広がりつつあります。
それは起業の新しい傾向だともいえるのですが、反面同じようなところに起業する人、起業したい人が群がってしまうというのも確かです。
つまり同じようなサービスを提供するビジネスが増えてしまうということです。
そのようなことから、場所によっては類似のサービスを提供するお店が競合するという状況にも陥ります。
ですから、先ほどの話の経営者のようにどのような視点で経営をしていくかが必要になってくるのです。
競合する中で選ばれるには
類似のサービスが競合する中で起業をすると、いずれはお客様の取り合いになります。
その中でお客様を獲得するには、サービスの質がよいのはもちろんのこと、高いスキルを持ち価格も比較的求めやすい価格帯であるか、または若干高めであるがそこでしか受けられない特別なサービスがあるか、それ以外にそこに気持ちが向かう何か特別な要素があるかのいずれかが必要になります。
自分を掘り下げてみるのも
このようなことを踏まえたうえで起業を考えるには、まずは業界の現状をよく見てリサーチをすることが大切です。
また業界をリサーチした後に、起業方針やスタイル、自身がどのような才能やスキルをもってその起業に活かせるのかを考えることも大切です。
もしかするとあなたにはまだ開花できていない、活用できていない特別な才能があるかもしれません。
その特別な才能を生かすことで、未来のお客様があなたのお店に通う特別な理由になることもあるからです。
自分がどのような才能やスキルが眠っているのか分からない、起業のヒントが欲しいという方のために、貴女の個性から読み解く起業のヒントをお伝えしています。
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