お金の世界が変わると起業の世界も変わるのか?

今日は鏡開きですね。

年末から体調を崩していましたが、ようやく体調が戻ってきました。

鏡開きというのは、年神様の力が宿った鏡餅を食べることで一年の無病息災を願うといういわれがあります。

というわけで、本日はこのお餅を入れたぜんざいをいただき、無病息災を願いたいと思います。

社会不安から経済と戦う年

さて、2020年代は子年からスタートして、今年はそこから数えて4番目の年になります。

子年、丑年と2年にわたり、コロナの影響で全世界的に社会不安が蔓延しました。そして、あくる2022年は五黄の寅年のいわれの通り、戦争や戦いの一年となりました。

この戦いには、人との争いだけではなく、石油や天然ガスなどの天然資源、食料をはじめとした物資の奪い合いも含まれ、結果としてそれらを起因とする物価の上昇を招くことになりました。

そしてその流れは今年も続き、2023年卯年はインフレと戦う経済の一年になります。

お金の流れ

このように、誰もがまだ終わりが見えないインフレと戦いながら、物の値段を気にして支払いをしています。

そして支払いをする時に少しでもお得になるように、貯めたポイントを使ったり、逆にポイントが貯まるような方法で支払い方を工夫しています。

なぜならカードや電子マネー、またはQRコードと結びついた電子決済での支払いの方が、手間もいらず得であり、メリットが多いからです。

そしてお得に手軽に支払いをするというのは、今後益々増えていく傾向にあります。

そしてこのような電子的なお金の取引が増えていき、お金の世界も目に見えるものから目に見えない世界へと変わっていく過程にあります。

「デジタル通貨」

さて、このような電子的なお金の取引を含めて紙幣やコインといった現物以外のお金のことを総称して、「デジタル通貨」と呼びます。

この「デジタル通貨」ですが、将来的な計画をもとに水面下での実証実験が行われています。そしていつとはまだ分からないながらも、どこかの時点で現物のお金と並行して導入されていくのではないかと予測されます。

なぜなら、すでに経済社会は電子的な決済の流れが主流となり、この流れを今更止めることは難しいと言えるからです。

電子的なお金の取引がもっと進み、これからはお金の現物を持たなくても生活もビジネスも支障がない時代が、ついそこまできているのは間違いありません。

「デジタル通貨」と起業

ところで、もしも近い将来この「デジタル通貨」が私たちの暮らしに導入されたとき、起業においてはどのような変化が予想されるのでしょうか?

何か特別なルールが設定されるのでしょうか?

あくまで私の仮説なのですが、おそらく「デジタル通貨」が導入されたといっても、それで起業の在り方が変わるとか、起業そのものが変わるということはないと思います。

その理由として2つあります。

一つは、「デジタル通貨」はあくまで電子的な通貨であり、取引形態であって、取引やお金の概念そのものが変わるわけではないからです。

二つ目として、すでに電子帳簿保存法というのが制定されており、電子的なお金の取引についても税法上での取り扱いが決められているからです。

このことから、たとえ「デジタル通貨」が導入されることになっても、ビジネスの根本が変わり、起業に支障が出ることにはつながりません。

お金の在り方やその形式が変わっても、ビジネス自体に影響が出ることは殆どないと予測できるため、今は安心して起業を進めることが良いと思います。