起業をうまくいかせるコツは経費の把握にある

起業してもうまくいかない

私自身、起業してから数年がたちます。

今でこそ色々なご相談がふえていますが、起業したての頃は大体似たようなご相談内容が多かったと思います。

その内容が何かというと、「起業してもうまくいかないんですけれど、どうしたら良いでしょうか?」というもの。

「起業してもうまくいかない」 というのですが、よくよく聞くと自分が経費をかけた以上にをいただけない、利益が確保できないということなんですね。

利益が出せない原因とは?

では利益が出せない原因とは何でしょうか?

それはやはり経費が掛かりすぎているということ。

ご相談者の例にもあるように、起業したての頃は商品を売るのに精いっぱいで、経費にまで意識が廻っていないこともよくあります。

つまりそのビジネスをやるうえで経費についてあまり意識していなかったとか、きちんと把握していなかった、だから実際のところは商品が売れていても利益が出せないのです。

気がつかない、目に見えない経費がある

この経費ですが、経費と一言で言っても様々な場面や名目で発生するので、気が付かないことも多いです。

例えば、起業したで多くの人にあなたの商品を知ってもらうために、あちらこちらに出かけて交通費が嵩んでしまった場合。それから少し前に流行りましたが、多くの人との接点を持つためにお茶会に出席するというもの。

ここでは参加料が発生します。


またお客様に商品を勧めるために、お食事やお茶をご一緒する機会もありますが、その食事代やお茶代も交際費という名目で経費になりますね。

もちろんあなたが出向くばかりではなくて、ご自宅でお茶会やランチ会というのを開いてお客様や見込み客を招く場合もあると思います。

その場合は、お食事やお茶の費用はあなたが持つことになり、ここでも経費が発生します。

またいきなり商品を売り込むのは気が引けますから、商品の説明とともにあなたの商品のすばらしさを分かってもらう上でサンプル品を渡すこともあると思います。経費そのものではないのですが、そのサンプル品も仕入れという名目でかかる費用になります。

今のような時代、社会の状況では直接お客様と接する機会も減ったように思います。その代りに経費として挙げられるのがITやネットワーク環境を整備するための費用といったところ。

またそれに習熟するためのセミナーやコンサル費用というものも、隠れた経費となります。

それから通信費も増えてきますし、パソコン作業を行う上で自宅以外の場所を借りてで行う場合は、その場所代なども経費となります。

利益を追求するためには経費を把握する

もちろん1人の見込み客が、必ずしもあなたの商品を買ってくれるとは限りません。

なるべく多くの見込み客と出会い、回数を重ねることによって、自然とお客様の数も増えていきますが、それは結果として経費が増えてくることを意味します。

その場合、経費がかさみ過ぎて商品の価格を上回ることもありますので、利益が発生しないという事態も起こるのです。

このように様々な経費が発生するのですが、ビジネスをして利益を出していくからにはこれらの経費をきちんと把握することがとても大切です。

経費から考えてどの程度の利益を挙げるべきか、逆に考えるとそれだけの利益を挙げるためには経費をどの程度に納めるべきかという点からも、あなたのビジネスがうまくいくかが見えてきます。