起業、副業すれば大丈夫とはいかない、最近のお金のリスク 

大手企業の多くが社員の副業を許可しています。

中には大手金融機関でさえも社員の副業にOKを与えています。

そういった時代の中、会社員でありながら副業するとか、アルバイトをしながら起業をするなど、複数の仕事をする人が急増しています。

そのような人たちの多くは、一つの仕事では稼げる額が限られてしまうといった理由から、複数の仕事をしてお金を稼いでいます。

そのような起業家、会社員の中には、会社員と副業を掛け持ちしているから大丈夫とか、他に仕事をしながら起業をしたので大丈夫など、お金の面では楽観視をしている人も少なくありません。

しかし、起業や副業をすれば楽観視できるのでしょうか?

残念ながら、今は起業や副業をすれば大丈夫、安心とはいきません。

なぜなら起業や副業をしても、新たにお金のリスクが発生しています。そしてそのようなリスクに対して対策を講じていない起業家も多いからです。

ではどのようなリスクがあるのでしょうか?

ここでは4つのリスクを説明します。

為替リスク

最近ではドルに対して円が相対的に値下がりしています。

昨年では1ドル103円といった時もあり、今年の初めも110円程度の為替レートでしたが、今や120円を超しています。

こういった要因で、海外から原材料や商品を調達するときの価格が値上がりし、コスト高となっています。

コスト高でも利益がある程度確保できれば良いのですが、そうならないビジネスもあり、利益の減少で儲けにも影響しています。

製品の価格を値上げすることで、お客様が離れていってしまうなどのリスクもありますので、値上がりしています。

ですから、輸入関連のビジネスに関してはコスト高となり、利益分の現象が起きています。

戦争によるリスク

戦争が起きて1か月以上が経過し、原油や食料品などをはじめとして多くのものが値上がりを余儀なくされています。

日本に入ってくるものの値段が高いだけではなく、それらを原料や資材にしているものやサービスの値段も連動して上がるので、ありとあらゆるものの値段が今も、これからも上がっていく予想です。

特に電気やガスといったエネルギー資源、商品を包む梱包材(多くは石油などを原料として作れている)、エネルギーを使ってモノを動かすあらゆるものに、新たにコストがかかります。

戦争によってあらゆるものの値段が上がっていくのです。

その他のリスク

また、地震、台風、感染症の発生によるリスクも甚大です。

この2年というもの、私たちはコロナによっての経済的なダメージを直接受けています。

ですから起業や副業も大切なことには間違いはないのですが、それだけにで安心するのではなく、お金の知識をもっと増やすことが必要です。