ダブルワークの起業家に朗報ーダブルの控除がもたらすもの

令和7年度は会社員やアルバイトと事業をかけもちする、いわゆる”ダブルワーク”の起業家にとって嬉しいニュースがあります。

なぜなら税制面で”ダブル”の控除額の引き上げがあるからです。

具体的には、基礎控除が48万円から58万円へ、給与所得控除が55万円から65万円へというように控除額が10万円ずつ上がります。

アルバイトやパートをしながら起業をしている人にとっては、この控除額の引き上げは何をもたらすのでしょうか?

これによるメリットは2つあります。

一つは会社員やアルバイト先からもらう給料で節税が期待できることです。

そしてもう一つは起業によって得られる事業所得の方でも節税が期待できることです。

今まで103万円や130万円の壁を超えないように、アルバイトやパートから得られる収入を調整していた人にとっては、控除額が55万円から65万円にまで引きあがるのは大きな意味があります。

もちろん2027年ごろに106万円の壁が撤廃になる可能性があるため、それ以降はこの控除の意味が薄れて税負担が増える可能性もあるかもしれません。

しかしこの2025年から2026年にかけては給与所得控除が10万円アップすることにより、アルバイトやパートの方からの収入を得られやすいので、会社員やアルバイトとのかけもち起業にもプラスになることでしょう。

また基礎控除の10万円の引き上げは、ダブルワークをしている起業家だけではなく、すべての仕事をしている人にもメリットがあります。

そのようなことからも、会社員と起業家のダブルワークがますます加速する要因になりそうです。

終活

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