意外に白色申告をする人が多い
起業している人がみな青色申告をしているかというと、必ずしもそうではありません。
もし青色申告控除を受けたいと思っても、準備が難しいとかその準備に費やす時間がない、または売上がまだだからという理由で最初のうちは白色申告をしている事業主も案外多いのです。
例えば他に仕事があって、れとは別に起業をしているとか、会社員の傍ら副業的に起業をしている場合など、時間や効率、収入の観点からあえて白色申告を選んでいる人もいます。
白色申告をお勧めする理由
また青色申告控除を受けるためには、控除を受けるための要件を満たす必要があります。
ですから、そのための準備が難しい、時間もない、手間も掛けたないと思うならばあえて白色申告をすることをお勧めしたいと思います。
白色申告の場合は、青色申告ほど手間や時間がとられず、より多くの時間をビジネスにさくことができます。
白色申告を行う手順
では白色申告を選んだ場合、実際の申告手順はどのようなものになるのでしょうか?
白色申告を行うことはそんなにむずかしくありません。
手順としては、まず帳簿を作成する、次に確定申告書を作成するの2つになります。
帳簿の作成
最初に行うことは帳簿を作成することです。
帳簿と言っても難しくは考えず、まずは事業から得られる収入と支出を記録するための書類を作ります。
収入を得たことに対する記録として、いつその収入を得たのかの日付、得た金額、またできれば現金なのか銀行なのかクレジットなのかといった方法を記入するようにしましょう。
また、支出の場合も同様で、日付、支払った金額、支払い方法をまとめればOKです。
確定申告書の作成方法3パターン
確定申告書の作成方法には3つの方法があります。
まずは申告用紙を入手して手書きで作成する方法、それからクラウド会計ソフトを使って申告書を作成する方法、最後に国税庁のホームページから申告書を作成する方法です。
この中で無料でできるのが手書きでの作成と国税庁のHPを利用する方法ですが、中でも国税庁のHPを利用する方法が比較的容易なのでお勧めしたいと思います。
国税庁のHPから作成する
国税庁のHPから申告書を作成するためには、確定申告書等作成コーナーの画面から行います。
画面の手順に従って、売上や支出の項目を入力し、保険などの支払いがあれば入力して申告書を作成していきます。
所得税の確定申告に加え、住民税の確定申告もこちらで作成し提出します。