130万円の壁について悩まないための4つの視点
こんにちは!
今日は関東は朝から雪が降り続き、私の家の周りも道路はすっかり雪景色となりました。
皆さんは連日の寒さで体調を崩していないでしょうか?
例年以上に寒さが厳しいので、重ね着をしながら暖房も工夫をしないといけないですね。
我が家でも先月の光熱費(ガスと電気料金の合算)は、4万5千円とかなり高くなりました。
家族がほぼ在宅勤務なので、節電もなかなか厳しいところがあります。
130万円の壁
ところで、先日「130万円の壁」が話題になりました。
貴女は今130万円の壁を意識してお仕事しているでしょうか?
130万円の壁とは
社会保険料の納付や税の控除などの対象になるかは、年収によって決まります。
そして夫の扶養に入っている妻の年収が130万円を境に、扶養家族の対象から外れることになり、社会保険料の負担が生じます。
そして年収が130万円未満なら基礎年金の受給資格も得られますから、年間130万円を超えないように妻の仕事をセーブするという家庭も多いのです。
つまりこの130万円というのは、社会保険料を支払わずに働くことができる一定ラインと言えます。
子育てをしながら、あるいは親の介護をしながらお仕事をしている場合には、この130万円を気にしてお仕事をしているかもしれませんね。
でも今後はこの130万円の壁を意識しなくても良い方向に世の中は進んでいくのではないでしょうか?
そのように考える根拠として、次の4つの理由があります。
所得制限を気にする必要がない4つの理由
それは社会保険制度の変化、年金制度改革の行方、インフレと燃料費の高騰、そしてデジタル社会への移行による仕事の変化です。
そして大前提として、日本の社会構造そのものが変わり、これからの日本の暮らし、生き方、働き方が大きく変化することがあります。
今後5、6年の間に訪れる変化の中で金融システムは変わり、税金や社会保障制度も大幅に変わることになります。
そうなると、今の税金や社会保障制度にしがみついて106万円がとか、130万円がと騒ぐよりは、むしろこういったことに気にせずに働いて収入を上げて、他のところで節税をした方がより賢い選択肢になるでしょう。
年金制度と社会保険の改革が進む
社会保険制度の改革は進み、要件にかかわらず社会保険に加入する方向に進んでいます。
これは何かというと、年金制度の改革に伴って厚生年金の適用拡大が段階的に進められていて、2024年10月にはこの年金の加入対象となる要件が、現在の101人から51人以上の規模の企業の場合へと変更になります。
また今後の制度改革でこの企業規模の要件が撤廃され、更に加入者を拡大するように要件の見直しが行われる可能性があります。
これにより年収の高低にかかわらず、社会保険料の負担が発生するかもしれないことになるかもしれません。
また年金制度の見直しも進み、現在60歳までの年金の支払い義務が、65歳までに延長される可能性もあります。
インフレと燃料費の高騰
また光熱費の値上げは今後も続きます。
この冬を脱すれば何とか落ち着くと思うかもしれませんが、春以降は多くの電力会社で今の価格よりも20パーセント、30パーセントと値上げ申請がされています。
この申請が認められれば、今よりももっと光熱費が値上げになるはずです。
一方で収入を押さえながら、もう一方で光熱費が高騰する中で家計の支出を抑えるというのは、かなり厳しい選択になります。
それを目指すよりも、単純に働く時間を増やしたり、起業もしながら収入を増やすことの方が、今後は大事になってくるでしょう。
更に春以降はインフレが加速しますので、収入をどのようにして増やすのかがより求められてくると思います。
デジタル社会への移行
そして第4の理由として、デジタル社会への移行がさらに加速することがあげられます。
今の5Gから6Gへと進み、事務職をはじめとしたあらゆるお仕事の内容が変化し、時代に求められる仕事も変わっていくと思われます。
すでに銀行業務はもとより、市区町村といった行政のお仕事もデジタル化が進んでいます。
おそらく今後はすべて家の中でパソコンを操作すれば処理や必要な手続きが完了してしまうようになっていくでしょう。
その結果、そのようなお仕事は淘汰されていくでしょう。
ですから、今のようなお仕事がいつまでできるかということを意識すると同時に、デジタル社会に移行しても続けられるようなお仕事が何かというのを考える必要があるということです。
これからも続けられるようなお仕事を自身で作るという意識を持つのは大切なことだと思います。
まとめ
今はすでに社会構造の変化の真っただ中にあると思います。
大切なことは今までの常識にとらわれず、使えるお金の知識を上手に使って、収入を上げて生活を続けていくことです。
起業をするというのは、社会変化の波に乗り遅れないように気を配りながら、経済活動をすることだと思います。