FIREはもう古い? 自分で稼ぐ力がないと食べられない時代

昨年から今年になって変わったことは山のようにあります。

その一つが今週話題になり、テレビでも放送されました。

FIREを卒業する人が出ているのです。

昨年まではお金を稼いでFIREになろう!という人は多かったのですが、もうすでにFIREは遠い昔のこと、今の世の中では時代遅れになっているのかもしれません。

なぜならFIREの人は食べていくためにFIREでいることを辞め、普通に働くことを望んでいるのです。

FIREできるくらい投資のスキルや能力が高いはずの彼らですが、生活のためにFIREを辞めるということは、つまり投資の世界ではもはや食べてはいけないということの証でもあります。

それはなぜなのでしょうか?

今後投資では食べていけないのならば、食べていくためには何が必要なのでしょうか?

これからの時代に必要なもの

結論を先に言うと、これからは「何かに頼って」、「誰かに頼って」生きていくことが困難な時代になります。

つまり誰かに、何かに頼るのではなく、自分で稼いでいくことが必要になっていくのです。

今話題となっているこれらのFIREは、年間300万円円前後の収入の人たちです。

もちろんFIREといわれている人たちの一部でしかありませんが、それでもなにも働かなくても年間300万円程度の収入は得られたような人たちであることには違いありません。

300万円程度あれば、今までは働かなくてもつつましい生活をしていれば何とか食べていけたのでしょう。しかし今のようにガソリンや電気、ガスなどのエネルギー価格が上昇したら生活が苦しくなります。

また昨年に引き続き、今年も食料品の値上げが相次ぎ、どこの家計も大変なことになっています。

ですからFIREといえども、300万円前後では家族を養うのはおろか、自分一人の生活にも足りないくらいのレベルになってしまうのでしょう。

そして、食料品やエネルギーの価格は来年はもっと上がっていく傾向にあります。なぜなら今の物価の価格は戦争によるものであり、来年こそ円安の影響により価格の上昇が見込まれるからです。

これからは元FIREの人でもFIREを卒業してバリバリ働いて稼いでいかないと、生活ができないような時代です。ましてや扶養の範囲内でと少し働いたぐらいでは、家計を支える収入にはなりにくい時代であることは疑いようもありません。

ですからパートやアルバイトで少しお小遣いを稼ぐ、扶養の範囲で収まるようにという意識から脱して、誰かに、何かに頼らず自分で稼ぐ力を身に着けることが大切です。

つまり起業をし自分で何かをしてお金を稼ぐ意識こそ、生活を支える上で最も大切になるでしょう。