これだけはやっておく!地震や気象災害へ備える3原則

災害や天災への備え

一昨日、昨日と能登地方を中心に大きな地震がありました。(注:2022年6月時点での話です)

最近の能登地方での地震といい、今年に入って各地で地震が頻発しています。

ユーチューブなどでは、占い師をはじめとして今月は特に地震に要注意と警告を発している人が多いようです。

地震に限らず、これからは梅雨時の大雨、夏の集中豪雨、河川の増水やそれに伴う土砂災害など、気象災害が起こる時期にも入ってきています。

そのようなときに何を準備し、どう備えたらよいか、天災や災害への備えを3つお話しします。

家の片づけと通路の確保

地震が起きるなどの災害時に真っ先に私たちが考えることといえば、身の安全と逃げた方がよいかどうかの判断だと思います。

地震などの場合は、棚などから物が落下したときにけがをしないかどうか、寝室や普段過ごす部屋で上から物が落ちてこないような工夫をしましょう。

ストッパーなどで棚を固定する、棚の上に物を置き過ぎない、上のものを下の方に移動する、数年以内に使わないものは処分するなどです。

我が家では寝室には60センチ程度の棚だけにしています。

また棚が動かないように固定し、その上にもほとんど物は置かないようにしています。

そして逃げるときの通路を確保するということも大切です。

万が一棚が落ちた時に通路がふさがって家から出られなくならないように、通路が確保できるような家具の配置も考えるのも良いでしょう。

1週間程度の水と食料品の確保

第2の備えとして、水と食料品の確保があります。

大雨、集中豪雨、河川の増水や土砂災害などで、数日間家から出られない、救助が来るまでのつなぎとして、ある程度の水と食標品を確保しましょう。

水や電気、ガスなどのライフラインが破損し、外部から得ることが困難になることも想定されます。

そのため少なくとも数本の懐中電灯、予備の乾電池や電池類、ろうそくやライター、カセットコンロやそれに使うガス缶、携帯の充電器、バッテリーもあれば尚良いと思います。

お金よりも身分証

3番目に考えることは最低限必要なお金は何かということです。

もし時間や余力があれば、財布に入ったお金や銀行通帳などを避難時に持っていくのもよいと思いますが、すぐにも家から出なくてはいけないなど、素早く行動するためにはお金に執着しすぎない方がよいでしょう。

まずは身の安全を確保することが大切です。

あなたが銀行においてあるお金は、あなたの身元があとできちんと確認が取れれば引き出すことも可能になりますし、自治体から緊急時にお金を借りることもできるようになるでしょう。

それでも不安だと思う人がいれば、あなたの身元を確認できるような保険証や運転免許書を1点持って逃げることが良いと思います。

これがあれば、自治体のみならず金融機関でのデータ照合と合わせて、必要なお金を引き出すなどの操作がたやすくなるかもしれません。

AIが発達した世の中では、金融機関での番号などの情報は、調べればすぐにわかることです。

もし余力があれば、事前にノートなどにまとめた証券や株などの口座番号や暗証番号なども、一緒に持って逃げれば尚安心できるかもしれません。

最も大切なこと

しかし、災害時に大切なことはまず身の安全と生命の確保を最優先にすることです。

ここ5,6年に起きた地震や気象災害の例にもあるように、災害時には国や自治体からの特例をはじめとした特別措置なども取られます。

そのような場最低限必要な暮らしとお金は守られるということを理解して、必要以上にお金に執着しない行動をしていきましょう。