占い相談急増中、コロナによって浮き彫りになった終活問題

占いでも取り上げられている終活相談

私が日頃親しくお付き合いしていたり、お仕事で関わっておられる方の中に占い師として活躍している人が何人もいます。

占いの方法もタロットカードや占星術、四柱推命など多岐にわたっています。

その方たちが言うには、昨年から今年にかけて非常に相談が多いのが実家のお墓の問題や葬儀のことだそうです。

特に終活に詳しいわけではなく、なぜこんなにお墓や葬儀、更には相続の相談まで色々ともちかけられるのだろうと本人たちは不思議に思っているのだそうです。

葬儀のはなし

一昨年にコロナが流行りだしてから、亡くなられた方の葬儀をどのように行うのかということが話題にもなりました。

コロナ前は家族葬と言っても、それなりに親族や親しい方、故人の友人などをお招きして、それなりに手土産や食事などをふるまったりしたものです。

ですからお招きする人の人数や規模にもよりますが、お坊さんへの支払いも含めて一般的な葬儀費用は200万円前後と言われていました。

ところがコロナが流行し、また遺体をすぐにも火葬にしなければいけない、遺体との面会も叶わないなどの事情が出てきたことから、直葬というのもクローズアップされるようになりました。

直葬とは、遺体を引き取った後すぐにも火葬へと進み骨壺に遺骨を納めるシンプルな葬儀です。

この簡易的なやり方の場合は、費用は50万円前後だと言われています。

葬儀が争いの種になることがある

なぜこんな話をするかというと、葬儀のこと一つとっても家族や親族の間で争いの種になるからです。

年配の人にとっては、いくら時代がそうだといっても直葬なんてなくなった人に失礼じゃないか、けしからんという話になります。

また40代以下の人は、葬儀にお金をかけても仕方がない、故人に失礼にならない形でなるべく簡素化してお金は別のところに使いましょうという考えも多いのです。

もちろんどちらが正しいとか間違っているというお話しではありません。

要はどのように問題を解決したら良いか、解決策を教えてもらいたいというのがご相談者の本音なんだろうと思います。

親族間や家族、兄弟間でゴタゴタ、もやもやが続き、もう誰かに決着つけてほしい、結論を出してほしいというお気持ちがあるのだろうと思います。

専門家や第3者の意見も参考にする

最終的には自身や親族間での話合いにはなるとは思うのですが、ただ誰かに苦しい胸の内を聞いてもらいたい、誰か専門的な知識や解決法を知っている人がいれば教えてほしいということでしたら、参考意見として専門家や第3者に相談するのも良いと思います。

専門家に相談する良い点の一つとして、いざこざにならないように自分が今取り掛かれる、準備できることを知るというのもあります。

あなたがずっと心の中でひっかかっていたこと、モヤモヤしていたことが、専門家に相談することでどのように考えればよいか、対応できるのかのヒントを得て、納得のいくようにできるというのが良いと思います。