渋沢栄一 「論語と算盤」から①

「貧しさを防ぐためには人道、経済、政治の3輪がうまく廻る必要がある」

渋沢栄一の「論語と算盤」を読んで、自分が記録しておきたいフレーズや文章をまとめています。

論語と算盤の中から、貧しさを防ぐためにはというタイトルで、人道、経済、政治の3本の柱が機能する必要があると述べている箇所です。

今の世の中はまさにこの通りなのではないだろうかと思うような内容です。

「人道や経済の面から、弱者を救うのは当然だが、政治の面からもその保護を忘れてはならないはずである。

ただしそれは、人にただ飯を食わせて遊ばせていればよいというものではない。

貧しくなってから直接保護していくよりも、むしろ貧しさを防ぐ方法を講じるべきではないだろうか?

一般庶民の財布に直接かかわってくる税金を軽くすることも、その一つの方法かもしれない。

塩を政府が専売して、利益をあげるようなことを止めることなど、典型的な例ではないだろうか?」

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