プレ終活雑談会のご感想

とうとう9月も半ばになりました。

月日が経つのは速いですね。

先月のことですがSNS上での呼びかけで”プレ終活の雑談会”を開催しました。

初の試みで開催まではドキドキしていたのですが、2日にわたっての催しに計5名の方にご参加いただきました。

今回は開催するにあたってあえて特別な話題の用意はしていませんでした。

ところが会が始まるとともに介護の問題から口火を切ってお墓の問題、相続など様々なお話が飛び交うことになりました。

これらのお話の中でも特に印象に残ったのが、認知症のご両親の介護をご自身でされていた方のお話です。

親の内面が壊れていくさまを見届ける苦しさ、病院での辛いエピソード、ご自身のやるせな さ、身体や心への大きな負担など、参加者の皆さんも含め胸の痛みを覚えるほど切ない思いをしました。

この雑談会では参加者の方が主役です。

時には私がアドバイスをする場面もありますが、ある方向に思いを向けるように促すとか、働きかけを行うなどは一切しません。

参加者の方々が中心となって体験や日々感じる思いをシェアしたり話したりします。

苦しいこと、喜びも哀しみもありのままに聞き、思いを受けとめる中で、似たような体験を していたことを話したり、聞いたりして気持ちがほぐれることがあります。

また自分の場合はこうであっ たとか、自分ならばこうするだろうとか今後のことを考える機会にもなります。

こちらが促すまでもなく自ら発言される方も多いですし、話す過程の中でご自身の気持ちの 整理ができる、気持ちがほぐれるなど、また機会があれば参加したいというご感想もいただけました。

今後もこのような場を通じて日々親のこと、終活に向き合い、あふれる思いや気持ち、もっ て行き場のない感情など抱えている方に向け、発信や気持ちをシェアする場を作るといった活動をしていきたいと思います。