家計のご相談から親の後見人問題へ

とうとう梅雨が明けました。

今年はというと梅雨らしくない梅雨という感じでした。

横浜での相談会

先日7月20日は横浜市開港記念会館(注1)にて相談会を開催しました。

これは9月から始まる食の情報サイト「美味しくなぁれ」(注2)の立ち上げを記念した催し内で行われたものです。

食品がテーマの催しですので、お金の問題や終活をテーマにした無料相談会 というのはなかなか想像つきませんね。

私もそう思ってお客様が相談会に来られるのか内心危惧していました。

しかしその心配は必要なく、ご相談の中では多岐にわたる質問が飛び交いました。

相談の本質は別のところにある

年齢もバラバラなら相談内容も皆さま違う中でお話を聞いて思ったことは、相談者のお悩 みが複合的であることと本当にご相談したいお悩みの本質が奥に隠れていることです。

あるお客様(仮にAさんとします)はご自身のビジネスがうまく軌道に乗らないことがお悩 みでした。

起業してもなかなか売り上げが上がらない、家計の助けにしたいと思い起業したはずが 、ご主人のお金を投入し続けやがては貯蓄を切り崩すまでになっていた、というご相談でした。

家計のお悩みにはお子様の教育費の問題も絡んでいます。

ところがお話が進むにつれて、実際の問題はお金ではなく、お母様のご様子から後見人をつけた方が良いのかどうか、というのが一番気になっている点だと分かりました。

お客様の悩みがどこにあるのかをきちんと理解した上でご相談にのらないと、本当の意味での問題解決、そしてお客様の気持ちの満足につながりませんね。

後見人とお金

認知症である親に後見人をつけることはもちろん大切です。

それと同時に後見人をつけたときのお金の問題にも意識を向ける必要があります。

この場合は親のお金の問題になります。

親の財産や資産については、後見人の契約を結ぶとすべてが後見人の管理にゆだねられます。

また後見人に支払うお金も含めて少なくとも月に数万円ずつの出費を伴います。

今後認知症の進み具合によっては、自宅介護から施設での介護に切り替える必要があります。

ですから、

ですから後見人への支払いや介護費用の支払いを考えた場合、親のお金で賄えることが可能なのかという点にも目を向けると良いでしょう。

親の問題は親のお金で解決する

このように親のお金で介護費用を賄うことが大切なのですが、中には子が費用を立て替えるケースもあります。

しかしこれは決してお勧めできることではありません。

なぜなら親の介護費用を子が賄うことで、子の生活設計にも支障が出てくるからです。

最悪のケースでは教育費が捻出できないとか、家のローン返済ができなくなるなどの問題が起こるかもしれません。

ですから介護について考える場合は、親の問題は親のお金で解決するという大前提を守るようにしましょう。

50代のAさんも含めて、40代から50代という世代は、家計の問題はもちろんのこと親の介護や後見人の問題を抱えることが少なくありません。

お一人で悩むのではなく解決する糸口があることをお伝えできて良かったと思っています。

注1)横浜市開港記念会館
   (横浜市開港記念会館 (kaikokinenkaikan.com)

注2)食の情報サイトの運営は、横浜ヴィアッジオによるものです。
   運営会社・お問合せ – 横浜ヴィアッジオ (yokohamaviaggio.net)

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