介護施設を事前見学するメリット
いよいよ明日からGWです。
友達とでかけたり、一緒に食事をしたり、ショッピングを楽しんだり、色々と予定を立てている人も多いと思います。
そんなお休みの間に普段なかなか行けない実家の親に会いに行く人もいれば、介護施設に入っている親の様子を見に行く人もいるでしょう。
介護施設を事前見学するメリット
また中には親の介護で悩みがあって、この機会に介護施設を見に行きたいと考える人もいるでしょう。
介護施設に親を入所させる前に事前に見学することは大変良いことです。
なぜなら事前に見学しないと分からない介護施設の様子が確認できるからです。
例えば施設の構造、入所者に割り当てられる部屋の広さ、設備や使い勝手、お風呂場やトイレの配置、それから施設内部の雰囲気、介護者の働く様子、介護者が入所者へ接する態度や感じなどです。
ネットである程度把握できるとしても、実際に目で見て視覚で確認したものとは様子が違うことが分かるでしょう。
また、見学の際にはその介護施設が提携しているクリニックや医療機関の情報も入手できますし、食事の内容やレクリエーション、施設内の様々なアクティビティについても教えてくれます。
介護施設のデメリットを確認する
ですから、介護施設を選ぶ時のメリット、デメリットは事前見学によって分かると言えます。
ただ残念ながらそうはいっても残念ながら家族が事前に介護施設を見学する割合はそれほど多くはありません。
例えば親が何度もケガをしたり、様々な要因で家での生活が困難になった場合、急な場合には地域包括支援センターに聞くか介護施設検索サイトで探すなど簡単に済ませることが多いと思います。
その際に、紹介された介護施設のデメリットを確認するなどのもうひと手間をかける人は現状では少ないのです。
支援センターや介護紹介事業者が勧めてくれる施設というのは、「とりあえずどこかに落ち着いてくれたら安心」という家族の要望を叶えてくれる点ではありがたいものです。
しかし、紹介事業者もビジネスとしてやっている以上、介護施設から紹介事業者へ支払うあっせん料や介護施設側の強い要望をもとに紹介がなされるため、紹介された介護施設のデメリットが見過ごされるという場合もよくあるのです。
介護施設の選定に役立つ情報
家族にしてみたら施設で親が無事に安心してずっと暮らせるだろうと願って親を入所させるのですが、後で問題が起きたり親に健康上の問題が起きた場合に家族が何度も呼び出されたりするなど、家族が疲弊してしまうケースも少なくありません。
最悪の場合には親を転院させる必要も出てきて、新たな施設を探すことによる追加の時間や費用が掛かる場合もあります。
介護施設には経営者の方針もあり、居心地や介護者の勤務状況も含めて実際に行ってみないとわからない点がたくさんありますね。
親がまだ元気なうちにどんな施設があるか調べて雰囲気をつかんでおくことや、周りの評判や信頼できる人の意見を聞いたりすることで、余計な手間暇を回避することができます。
介護施設はネットでの検索に頼るだけではなく、事前に見学することや周囲からの情報を得る等でデメリットを最小限にすることができます。